聞く選挙公報
【新聞掲載記事より】
活字情報が入ったバーコードを専用の読み取り機で
音声に変換する音声コードを利用した、目の不自由な有権者向けの
「聞く選挙公報」が
今回の参院選で初登場した。
視覚障害者団体が比例代表に限定して
約1500部を作成
14都道府県が導入
音声コードは、パソコンで簡単に作成で作業効率も良い
最大の課題は、読み取り機の普及
担当者は「全国の35万人いる視覚障害者に対し
読み取り機は9,000台。まだまだ広まっていない。」
と打ち明ける。
音声コード自体は
書籍や料理のレシピなど様々な面で活用できる。
(日本経済新聞 2007.7.14 朝刊11面)
音声コードは文字情報を記録した
切手大のバーコードで
専用の読み取り機で音声に入力すると同時にコードを作成でき
テープよりも簡単で再生で
費用も安上がり
視覚障害者向けには
これまで各地の障害者団体などが点訳の
「選挙のお知らせ」を作成し
選管が選挙啓発の一環として購入
配布する方法をとってきた。
只、大半は候補者名や政党名、略歴を並べただけで
候補者の氏名や経歴、公約が紹介される
選挙公報とは情報量で明らかに差がある。
担当者は「今後は携帯電話などで音声コードを使えるようになれば
爆発的に広まる可能性がある」と期待する。
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